施設選びのポイント

ここでは、民間の高齢者施設の中から比較的数の多い、①介護付有料老人ホーム、②住宅型有料老人ホーム、③サービス付高齢者向け住宅、という３つの形態を例に挙げて、施設選びのポイントの一部をご説明致します。
これらの３施設を「入居対象者」、「提供サービス」、「介護保険の適用」という切り口で見ていきますと、それぞれ後段に示したような特徴があります。

要約しますと、「生活の自由度」という点では③＞②＞①となりますが、その一方で「介護の手厚さ」や「看取り対応」という点では、①＞②＞③となります。
ご入居者のお身体の状態と施設形態とのミスマッチがおきないよう、まず入り口段階で、こうした違いをしっかりと理解して施設選びを進めることが重要となります。

また、同じ種類の施設であっても、ご入居者の状況によって、施設の雰囲気に大きな違いが出てきます。
たとえば、重度の方の多い施設に対しては、お元気な方は抵抗を感じられることが多い反面、重度のご入居者の場合には、ご家族様は安心感をお持ちになることもあると思います。
この意味で、施設見学は、施設選びを進める上で、非常に重要なプロセスといえます。

なお、医療制度改革によって、これまでのように「最後は病院で看取ってもらう」ことがますます難しくなっています。
どの施設を選択されるにしても、「看取り対応」は、押さえておくべき重要なポイントといえます。

このほかにも、ケアスタッフや看護師の配置状況と資格・経験、リハビリスタッフの充実度、クリニックとの提携、館内環境、などさまざまなヒアリングポイントや見学ポイントがあります。
詳しいお話は、個別相談と実際の施設見学の中で、お伝えさせて頂ければと思っております。
どうぞ、お気軽にご相談下さいませ。

主な民間施設の特徴